生物図鑑
サラサヤンマ
分類:ヤンマ科
学名:Sarasaeschna pryeri(Martin, 1909)
トンボ池でのレア度:★★★【出会えたら幸運】
全長6~6.5cmほどのヤンマとしては小型の種類。腹部に黄色い三角形の小さな模様が規則正しく並んでいて、これが布染めの一つ「更紗(さらさ)模様」に似ていることから「更紗やんま」というおしゃれな名前が付けられた。樹林に囲まれ落ち葉が堆積する湿地などの特殊な環境で育つため、もともと佐賀県では数が少ない珍しいトンボで、神野公園では2016年5月に1匹だけ採集されている。この1匹がトンボ池で育ったものかどうかは分からないが、トンボ池には湿地環境があるのでその可能性はある。春4月ごろから出現し5~6月に多いが、夏になると姿を消す。