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令和4年度活動実績

2024/06/22

Ⅰ. 令和4年度事業報告

       自 令和4年10月1日       至 令和5年9月30日

1.概 要

 広く一般の人に対して、生物多様性にかかわる教育・相談ならびに、自然環境の保護・保全・復元・創出等に関する活動を行う事としております。生物多様性保全の認識向上を図る「いきものと緑のサポーターミィーティング」を佐賀県と佐賀市からの情報提供を含めて開催することが出来ました。人類の生存基盤である生態系サービスの享受を持続させるための事業については、勉強会「ビオトープ塾」を全11回開催し、延べ参加人数52名、複数名がビオトープ管理士を目指されました。また、自然と共存した美しい郷土の創造をめざした事業として、有明海岸のもりづくりにおける「育樹+美化活動」を5月から毎月第4土曜日に実施し、高校生等の参加も増え海岸林の形成に寄与することが出来ました。佐賀市環境政策課からの協力要請で「ミヤマアカネ保全活動」の支援を行ました。 本年も、いまりこまなきの里山の「体験の機会の場」において環境教育イベントを開催しました。また、神野公園のトンボ池保全活動として3回にわたり一般市民と佐賀市の協力のもとトンボや水生昆虫・淡水魚等の生息・生育環境の改善を目的とした除草作業を実施しました。佐賀市役所の協力を得て「特定外来生物のオオキンケイギクや重点対策外来種のコウガイセキショウモ駆除活動」を行うこともできました。 本期より新たなホームページを作成し、神野公園トンボ池の情報等、その他の活動を掲載して情報提供に努めました。

2.主な活動事項

 (1) 有明海岸のもりづくり「育樹・美化活動」

   白石町新明地区の有明海岸堤防沿いに平成19年度から植樹活動が開始。

佐賀県・九州電力により実施され平成25年度迄に約1.6kmの海岸林が出来つつあります。今年度も5月より毎月第4土曜日に育樹+美化活動を実施。

※緑の基金助成事業として約27.4万円の助成金を受けました。

   開催日(参加者数) ※ボランティア活動参加証明書を発行

R04年  10/22(9) 11/26(11) 

R05年 5/27(22) 6/24(18) 7/22(25) 8/26(10) 9/23(12) 計107名

 (2) 自然環境保全管理技術者育成事業「ビオトープ塾」

   開催日時/令和5年7月5日(水)~9月27日(水)「10/4」18:30~20:30全11回

   開催場所/ 朝日テクノ㈱会議室   参加者数/ 延べ52名   

(3)「いきものと緑のサポーターミィーティング」

   開催日時/令和5年3月25日(土)13:30~16:30

   開催場所/「嘉瀬川防災施設 さが水ものがたり館」

※佐賀市緑の募金推進協議会より5万円の活動支援金を受けました。

テーマ【外来種対策と希少種保護について考える】

参加者数/ 43名

1部 情報提供

1.「「佐賀県の自然環境保全の取組状況」について

佐賀県有明海再生・自然環境課 自然環境担当係長 江口 利岐 様

  1. 「佐賀市の取組み状況等」の概要について

佐賀市環境政策課 自然環境係 瀬戸真一郎 様

2部 さがの外来種対策と希少種保護の現状と課題について

1.「佐賀の哺乳類」———————————–  佐賀自然史研究会 副島和則 様

2.「佐賀のトンボと淡水魚」—————————佐賀自然史研究会 中原正登 様

3.「佐賀の植物」—————————————–佐賀自然史研究会 上赤博文 様

3部 「希少種の保護再生活動事例および意見交換」

  1. 「希少種「ミズアオイ」の保護再生活動事例発表」さが平野の水辺を守る会  会長 前田 綾 様

 

(4)ミヤマアカネ生息地の保全活動 【佐賀市環境政策課より協力依頼有】

開催日時/令和5年9月29日(火)

   開催場所/ 佐賀市富士町大字小副川

   参加者数/ 18名(内佐賀市より2名)

佐賀県準絶滅危惧Ⅰ類(2023年にランク格上げ)予想以上に危機的状況!

生息地が激減する中で富士町の嘉瀬川ダム下流域で2015年から保全活動に着手されていました。その結果、個体数密度が増加する傾向がみられ今年も実施する計画となり佐賀市環境政策課から協力依頼あり。富士小学校生徒の環境学習の支援として実施した。

(5)神野公園「トンボ池保全活動」【協力–佐賀自然史研究会】

開催日時/令和4年10月1日(土)・令和5年6月10日(土)・7月30日(土)

   開催場所/ 佐賀市神野公園内

   参加者数/ 10/1–39名、6/10—40名、7/30—30名、(10/14—20名)

「生物の箱舟」貴重なトンボの生息場所の環境をみんなで改善、「市民の貴重な財産」佐賀に元々いた生き物が脈々と生き続けている。として、トンボ池の水面を覆いつくした水草の除去を佐賀市協力のもと多くの方々が参加されて実施することができました。来年度も継続して行く必要性を感じております。

(6)」「体験の機会の場」環境教育イベント【いまりこまなきの里山】

開催日/令和4年10/9(土)・12/11(日) 令和5年4/15(土)・7/15(土)

   開催場所/ 伊万里市大川町駒鳴

   参加者数/ 10/9–計23名、12/11–計32名、4/15–計32名7/15—計38名

環境教育等推進法に基づく「体験の機会の場」佐賀県初で九州第1号の認定を受けた”いまりこまなきの里山”において、親子で参加する自然体験環境教育イベントを開催しました。(認定事業者の朝日テクノと共催)

(7)「外来種対策」

【コウガイセキショウモの駆除】※重点対策外来種

開催日/令和5年3月22日(水)

   開催場所/ 佐賀市水ヶ江3丁目・5丁目間の多布施川

   参加者数/ 計22名【佐賀県県土づくりコンサルタンツ協会の協力有】

【オオキンケイギクの駆除】※特定外来生物

開催日/令和5年5月21日(日)

   開催場所/ 佐賀市神園二丁目付近の多布施川堤防沿い

   参加者数/ 計53名【佐賀県県土づくりコンサルタンツ協会の協力有】

(8)こまなきの里山「ESDの森林(もり)活用プロジェクト」

   開催日/令和5年2月18・25日

   開催場所/ 伊万里市大川町駒鳴

   参加者数/ 2/18–20名  2/25–31名 計51名

   助成金/ 81万円

佐賀県森林環境税事業令和4年度県民参加の森づくり事業として、さがの樹の苗木を300本植栽、ヤマザクラ・イロハモミジ・コナラ・ヤマモモ・コブシ・ヤマハゼの6樹種

 

3.会員の状況

  令和4年度末(令和5年9月30日)の会員数は下記のとおり。

   正会員   前年度末の82名より、入会6名、退会2名、喪失4名—–82 

   賛助会員  前年度末の13名より、入会2名—–15 

 

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